暖かい季節になると、外でのアクティビティが増え、バーベキューを楽しむ機会も多くなりますよね。庭で家族とバーベキューをしたり、キャンプで仲間たちと火を囲んで過ごすのは、夏ならではの楽しみです。
バーベキューといえばお肉や海鮮も定番ですが、炭火で焼いた野菜も絶品。中でもナスは我が家の定番食材です。そこで今回は、バーベキューでナスをより美味しく楽しむためのおすすめの切り方や下ごしらえについてご紹介します。
【ナスのおすすめの切り方と下ごしらえ】
バーベキューでナスを焼く際、よく輪切りにされることが多いですが、薄切りだと焦げやすく、水分が飛んでしまうことも。ナスを美味しく焼くためには、以下の切り方や焼き方がおすすめです。
丸ごと焼く
ナスは水分をたっぷり含んでいるため、丸ごと焼いて蒸し焼きにすると、中がとろっと柔らかく仕上がります。焼く前に皮にフォークで穴を開けておくことで、破裂を防ぎます。ナスがしんなりして焦げ目がついたら食べごろ。皮ごと食べても美味しいですし、皮を剥いても絶品です。
1cm幅の斜め切り
丸ごと焼くのが難しいと感じる場合は、1cmほどの厚さで斜めにカットするのがおすすめです。厚めに切ることで、中の水分を保ちつつ、ジューシーな焼き上がりになります。
サラダ油を塗る
ナスは薄切りだと水分が飛びやすいですが、焼く前にサラダ油を塗ることで、ジューシーな仕上がりに。鉄板で焼く際には、お肉から出た脂をナスに吸わせると、よりコクのある美味しさを楽しめます。
【ナスのアク抜きと保存方法】
ナスはアクが強く、時間が経つと変色しやすいので、できるだけ当日に切るのが理想です。ただし、前日に準備が必要な場合は、塩水や酢水に1時間ほど浸してアク抜きをし、冷蔵庫で保存することで変色を防ぐことができます。また、焼く前に10分ほど水に浸すだけでも、アク抜きが可能です。
【バーベキューでおすすめの野菜】
ナス以外にも、バーベキューで焼くと美味しい野菜はたくさんあります。以下におすすめの野菜とその下ごしらえの方法をご紹介します。
かぼちゃ
甘くてホクホクのかぼちゃは、バーベキューでも人気の野菜。しかし、火が通りにくいのが難点です。種とワタを取り除いた後、電子レンジで軽く加熱すると柔らかくなり、包丁で簡単に切れるようになります。これで焼く時間も短縮できます。
とうもろこし
炭火で焼いたとうもろこしは香ばしくて絶品です。皮付きのまま蒸し焼きにする方法や、アルミホイルで包んで焼く方法、茹でたものを網焼きにする方法など、さまざまな焼き方があります。簡単に調理したい場合は、電子レンジで加熱してから焼くのもおすすめです。
バーベキューではシンプルな野菜も、工夫次第で一層美味しく楽しむことができます。ぜひ次回のバーベキューでお試しください!
【キャベツの下ごしらえ方法】
キャベツは切った部分がすぐに黒く変色しやすいため、できれば当日にカットするのが理想的です。ただし、前日に切る必要がある場合は、酢水を含ませたキッチンペーパーで包んでおくと、変色を抑え、美しい状態を保つことができます。
また、キャベツは火が通りやすく、焦げやすい食材です。芯の部分は火が通りにくいので、取り除いておくと良いでしょう。
網で焼く場合:約5cm四方の大きめにカットすることで、焼き加減がちょうど良くなります。
鉄板で焼く場合:一口サイズにカットすると、均等に火が通り、食べやすくなります。
鉄板で焼く際は、最初にお肉を焼き、その脂をキャベツに吸わせると、さらに美味しく仕上がります。
【ナスを使ったおすすめBBQレシピ】
ナスは、シンプルに炭火で焼くだけでも美味しいですが、ひと工夫することでさらに楽しめるレシピをいくつかご紹介します。どれも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
ナスのホイル焼き
ナスをアルミホイルに包んで焼くだけの簡単な料理ですが、蒸し焼きにすることで、ナスがとろけるような食感に仕上がります。ポン酢やタレでそのまま食べても美味しいですが、以下のアレンジもおすすめです。
・ナスに切れ込みを入れ、味噌とマヨネーズを塗り込む
・大葉と豚肉を挟む
・ミートソースとチーズをかける
ホイル焼きは自分の好みに合わせて具材を変えられるので、色々なアレンジを楽しめます。
串焼き
お肉や野菜を串に刺して焼くだけで、バーベキューならではの楽しさが感じられます。串焼きのポイントは、食材の大きさを均等に揃えること。これにより、火の通りが均一になります。また、柔らかい野菜や魚は崩れやすいため避けた方が良いです。金属製の串を使うと、熱が伝わりやすく中までしっかり火が通るのでおすすめです。
さらに、カットしたパンや魚介を串に刺して、チーズフォンデュを楽しむのも一興です。焼いた野菜やパンにチーズを絡めると、絶品の一品が出来上がります。
アヒージョ
キャンプなどで小さめのフライパンやスキレットを持参している場合は、アヒージョもおすすめのメニューです。ナス以外にも、お肉や魚介、他の野菜も美味しく調理できます。
・弱火でじっくり加熱して、オイルの風味を飛ばさないようにする
・食材の水分はしっかり拭き取る
・塩などで下味をしっかりつける
アヒージョの残ったオイルには、野菜や魚介の旨味がたっぷり染み込んでいるので、パスタを加えてペペロンチーノにするのもおすすめです。
【まとめ】
ナスはアクが強く、変色しやすい野菜なので、なるべく当日にカットするのが理想です。もし前日に準備する場合は、塩水や酢水に漬けてアク抜きをし、水気をしっかり拭き取って保存すると良いでしょう。
ナスの焼き方としては、丸ごと焼いたり、1cmほどの厚さで斜めにカットしたりするのがおすすめです。また、焼く前にサラダ油を塗ると、ナスの水分が保たれ、ジューシーな仕上がりになります。