夏の暑い時期になると、冷たいものが恋しくなりますよね。バーベキューやキャンプで、外でアイスクリームを楽しめたら最高です。しかし、アイスはすぐに溶けてしまうので、長時間屋外にいる場合にはなかなか持ち運びが難しいですよね。
高性能なクーラーボックスでは、氷が1週間も溶けないものもありますが、家庭でも簡単にできる工夫でアイスを溶かさない方法があれば便利です。今回は、クーラーボックス内でアイスを長く冷やすための工夫や、クーラーボックスの選び方、おすすめの商品をご紹介します。ぜひ参考にしてください!
アイスをクーラーボックスで溶かさないための4つのコツ
高性能のクーラーボックスがなくても、ちょっとした工夫でアイスを溶けにくくすることが可能です。次の方法をぜひ試してみてください。
1. クーラーボックスを事前に冷やしておく
アイスをクーラーボックスに入れる際、保冷剤を一緒に入れるのは一般的ですが、クーラーボックス自体も事前に冷やしておくことで、さらに保冷効果が向上します。以下の方法でクーラーボックスを冷やしておきましょう。
・前日にクーラーボックスの蓋を開け、冷房の効いた部屋に置いておく
・使用する数時間前に氷や保冷剤を入れて冷やし、アイスを入れる際に新しい保冷剤と交換する
これだけでクーラーボックス内の保冷力が大幅にアップします。
2. アイスはクーラーボックスの底に入れる
冷気は下にたまりやすいため、アイスはクーラーボックスの一番下に入れるのが効果的です。さらに、保冷剤を底と上の両方に配置することで、冷気が効率よく循環し、アイスがより長持ちします。
3. 隙間をなくして詰める
クーラーボックス内に空間が多いと、開けた際に冷気が外に逃げやすくなります。その結果、外の温かい空気が入り込み、アイスが溶けやすくなってしまいます。隙間を少なくするためには、クーラーボックスのサイズを適切に選び、空いているスペースには小さめの保冷剤を詰めて埋めるのが効果的です。
4. クーラーボックスを地面に直接置かない
地面は意外に熱を帯びており、特に直射日光が当たる場所ではさらに高温になります。クーラーボックスを地面に直接置くと、その熱を吸収し、内部の温度が上がることがあります。クーラーボックスを置く際は、直置きを避け、日陰で風通しの良い場所に置くようにしましょう。
その他の工夫
アルミ製の保冷バッグを活用する
アイスを保冷バッグに入れてからクーラーボックスに収納すると、さらに保冷効果が期待できます。お弁当用の保冷バッグでも代用できますが、水濡れに強いアルミ製の保冷袋を使用する方が長持ちします。
氷に塩をかける方法
氷に塩をかけると、氷が0℃以下で溶け始め、周囲の熱を奪うため、一時的に強力な冷却効果を発揮します。ただし、氷が通常よりも早く溶けてしまうため、短時間の保冷には有効ですが、長時間の保冷にはあまり向きません。
ドライアイスを使用する
アイスを絶対に溶かしたくない場合、ドライアイスの使用が最も効果的です。ドライアイスは-78.9℃という非常に低い温度を保つため、保冷力が抜群です。また、溶けても水にならず、気体として消えるため、クーラーボックスが濡れる心配もありません。
ただし、ドライアイスを使用する際には以下の点に注意しましょう。
・気体が発生するため、通気口があるクーラーボックスを使う
・低温やけどを防ぐために、厚手の手袋を必ず使用する
・車内で使用する場合は、二酸化炭素がこもらないように窓を開ける
これらのポイントを守りながら、安全にドライアイスを使ってください。
これらの工夫を取り入れて、暑い日でもアイスをおいしく楽しみましょう!
【クーラーボックスの選び方】
クーラーボックスを選ぶ際、種類が多くて迷ってしまうこともありますよね。そんな時は、以下の3つのポイントを参考にすると、自分に合ったクーラーボックスが見つけやすくなります。
・ソフトタイプかハードタイプかを選ぶ
・材質で選ぶ
・サイズで選ぶ
これらの基準を押さえつつ、自分の使用シーンに合うクーラーボックスを探してみましょう。
ソフトタイプとハードタイプの比較
クーラーボックスには大きく分けて「ソフトタイプ」と「ハードタイプ」があります。
ソフトタイプ
ソフトタイプのクーラーボックスは、ポリエチレンやポリエステル、アルミニウムなどの柔らかい素材で作られており、使わないときはコンパクトに折り畳めるのが特徴です。荷物が少なく、持ち運びやすさが求められる場面や、サブのクーラーボックスとして使うのに適しています。
ハードタイプ
ハードタイプのクーラーボックスは頑丈な素材でできており、非常に高い保冷力を持っています。上に物を載せたり、テーブル代わりに使うこともできるので、キャンプや大量の食材を持ち運ぶ際に便利です。特に、大人数でのアウトドアや長時間の外出には、ハードタイプが最適です。
材質の違い
ハードタイプのクーラーボックスは、材質によって保冷力や価格、重量が異なります。主に使用されている材質は以下の3種類です。
真空断熱パネル
真空断熱パネルを使ったクーラーボックスは、最高レベルの保冷力を誇ります。外気をしっかりと遮断し、内部の温度を長時間保つことができるので、頻繁にキャンプやバーベキューをする人に最適です。ただし、価格が高めで重量が重いのがデメリットです。
発泡ウレタン
発泡ウレタン製のクーラーボックスは、真空断熱パネルに次ぐ保冷効果を持ち、価格も手頃です。重量と保冷力のバランスが良いため、短時間のアウトドアや、初めてハードタイプを購入する方におすすめです。
発泡スチロール
発泡スチロール製のクーラーボックスは、軽くて安価なのが特徴です。ただし、保冷力や耐久性は他の素材に劣るため、短時間の使用や家庭内でのバーベキュー、冷凍食品の保管に向いています。
サイズの選び方
クーラーボックスの容量は、10Lから200L以上まで様々です。サイズが大きすぎると空間が余って保冷力が低下するため、使用する場面や人数に合わせて適切なサイズを選びましょう。
ソロキャンプや少人数向け
1人でのキャンプや少人数でのデイキャンプには、30L前後のクーラーボックスが理想的です。大人2人分の食材を収納できる容量で、荷物が少ない場合には20L程度でも対応可能です。
4~5人のグループキャンプ
4~5人でのキャンプなら、40~50Lのクーラーボックスがぴったりです。食材や飲み物、保冷剤を余裕を持って収納できます。
ファミリーキャンプや連泊
家族や大人数での連泊キャンプには、60L以上のクーラーボックスが必要です。大容量タイプは重くなりがちなので、キャスター付きのものや、複数のクーラーボックスを併用するのもおすすめです。
まとめ
クーラーボックスの保冷力を最大限に引き出すために、以下のポイントを押さえておきましょう。
・クーラーボックス自体を事前に冷やしておく
・アイスは一番下に置く
・隙間を作らずに詰める
・直射日光や地面からの熱を避ける
さらに、アルミ製の保冷バッグやドライアイスを使うことで、より長時間アイスを保冷できます。アウトドアでアイスを楽しむ際は、ぜひこれらの工夫を試してみてください。