焼きそばが失敗してしまい、どうしようかと悩んでいませんか?
「しまった!水を入れすぎた…」「油を多く使いすぎた!」「野菜から水が出て、焼きそばがべちゃべちゃに…」
こんな状態になってしまったら、途方に暮れるものです。検索して「失敗しない焼き方」が出てきても、「いや、もう作ってしまったんだから、今さら焼き方を知っても遅いんだよ!」と思うこともありますよね。
そこで、べちゃべちゃになった焼きそばを、何とか食べられる状態に戻す方法や、別の料理にリメイクするアイデアをご紹介します!
1. ベチャベチャ焼きそばを救うための4つの修正方法
まず、最初にお伝えしておくと、一度べちゃっとしてしまった焼きそばを完全に元通りにするのは難しいです。焼きそばの水分量や状態によりますが、基本的には「どうにか食べられる状態にする」か「別の料理にリメイクする」という選択肢になります。
水分の多さによっても対応が異なるため、以下の方法から試してみてください。まずは、できるだけそのままで改善する方法を、後半でアレンジレシピをご紹介します。
方法1. 電子レンジで水分を飛ばす
一番手軽な方法ですが、効果には限りがあります。軽いべたつき程度の場合に適しています。
ラップを使わず、電子レンジで加熱します。キャベツなどの水分が出やすい野菜はできるだけ取り除くと良いでしょう。加熱中は時々かき混ぜて、より多くの水分が飛ぶようにします。
ただし、麺も同時に加熱されるため、柔らかくなりすぎることがあるので、オーブンで試してみるのも一つの手です。「とにかく加熱して水分を減らす」という考え方ですね。
方法2. 吸水できる具材を加える
水分が多い場合は、吸収してくれる具材を追加する方法もあります。
青のり、桜エビ、刻み海苔、かつお節、ゴマなどの乾物を加えてみましょう。これらは水分を吸い取り、同時にボリュームアップにも役立ちます。もしくは、お麩を加えて余分な水分を吸わせてから捨てる方法もあります。
さらに、手元に麺があれば、麺を追加してバランスを取ることも考えられます。
方法3. パンに挟んで食べる
これは定番の方法ですが、焼きそばパンにしてしまうのも手です。
べちゃべちゃになった焼きそばは、そのままだと食べにくいかもしれませんが、パンに挟むことで意外と気にならなくなります。少ししっとりしている方が、パンにソースが染み込みやすく、美味しく感じられることもあります。食パンでサンドするのもOKです。
方法4.とことん焼く
もし高火力のフライパンやコンロがない場合はおすすめできませんが、思い切って焦げ目がつくまで焼いてみるのも一つの手です。この方法は、屋台のような強い火力がある環境であれば効果的です。屋台の焼きそばが美味しくなるのは、強い火力と鉄板の熱伝導の良さが理由です。
ただし、普通のフライパンでやると麺がさらにべたついてしまうことがあるので、注意が必要です。焼くというよりも、「揚げ焼き」に近いイメージでやると良いでしょう。
2. リメイクで美味しく!べちゃべちゃ焼きそばのアレンジ3選
一度べちゃべちゃになってしまった焼きそばを完全に元に戻すのは難しいですが、思い切って別の料理にアレンジするのがおすすめです。
「焼きそば リメイク」で検索すれば、クックパッドなどでもアイデアが見つかりますが、ここでは特にべちゃべちゃの焼きそばにぴったりなリメイクレシピを3つご紹介します。シンプルで定番のものばかりですが、それだけ効果的ということです!
1. そばめし
ご飯を固めに炊く(冷凍ご飯でも可)
焼きそばと混ぜる
よくかき混ぜる
味が薄い場合は、市販のソースで調整
焼きそばに水分が多いことを考慮して、ご飯を少し固めに炊くのがポイントです。
2. あんかけ焼きそば
逆に「べちゃべちゃ」を活かすリメイク方法です。
麺をザルにあけて水気を切る(キッチンペーパーでさらに水分を吸い取ると良い)
残った具材に水を加え、鶏ガラスープや塩胡椒で味付けし、片栗粉でとろみをつける
あんができたら、別のフライパンで油を多めに使い、べちゃべちゃの焼きそばを投入して強火で3?5分ほど動かさずに「揚げ焼き」にする
堅焼きそばになったらお皿に盛り、作ったあんをかける
この方法を使えば、ちゃんぽん風や麻婆豆腐をかけるなどのバリエーションも可能です。
3. 卵で包む
「天津焼きそば」と呼べる一品です。
何かで包むと、べたつきがあまり気にならなくなることがあります。たとえば、オムライスもご飯が多少しっとりしていても美味しく食べられることがありますよね。
卵を2~3個溶いてフライパンで焼く
焼きそばを卵で包むか、卵の上に乗せる
さらにあんかけにするのも良いアイデアです。失敗した焼きそばを「何かで包む」のは、かなり効果的な方法です。お好み焼きの具にしたり、肉まんの皮で包んだりするのも良いアイデアです。
まとめ
電子レンジで水分を飛ばす
パンに挟む
乾いた具材に吸わせる
強火で焼く
あんかけにする
卵で包む
そばめしにする
これらが、失敗した焼きそばを救うための方法です。失敗はショックかもしれませんが、次こそ成功させましょう!今回の経験を活かして、もう同じ失敗は繰り返さないはずです。