お弁当にぴったりなお蕎麦の持って行き方とは？

蕎麦のやわらかな食感と風味は、暑い日や食欲がないときも食べやすいですよね。そんな蕎麦をお弁当に持っていけたら便利ですが、麺が伸びたり、くっついたりしないか心配になります。今回は、お弁当にぴったりなお蕎麦の作り方美味しい詰め方、めんつゆや薬味の持ち運びのポイントについてご紹介します。

お弁当用のお蕎麦を美味しく作るコツ

お蕎麦をお弁当に持ち歩くときは、麺が伸びたりくっついたりすることが気になりますが、少しの工夫で問題を解決できます。

通常より少し長めに茹でることで、麺が乾燥しにくくなり、お弁当でも食べやすくなります。

そば1人前に対して、水1.5リットルに大さじ2杯の牛乳を加えて茹でると、牛乳の脂肪分が麺をコーティングし、くっつきにくくなります。茹でて終わったら流水でしっかり洗いましょう。

食べた蕎麦は、流水でぬめりを取った後、氷水でしっかり冷やすと麺が引き締まり、伸びにくいです。

茹でた後、蕎麦をよく水気を切ってから、ザルやキッチンペーパーでしっかり水気をとっていて、しっかり伸びにくい、麺になるのを待ちます。

お弁当に詰める前に、麺に少量のサラダ油を絡めておくとくっつきにくくなり、オリーブオイルやごま油を使えば風味もプラスされます。

蕎麦をお弁当に詰める時には、麺がくっつきづらくなるように、また衛生面でも工夫をしましょう。

お弁当に詰める際、一口サイズに巻いて分けておくと、麺同士がくっつきにくく、食べやすいです。

シリコンカップや大葉、スライスしたきゅうりなどで一口サイズの蕎麦を仕切ると、くっつきにくくなり食べやすさがアップします。

調理中に手に菌が付着することがありますので、蕎麦を詰める際は素手を避け、スプーンやフォーク、または調理用の手袋を使いましょう。

暑い季節は食材が傷みやすいため、保冷バッグや保冷剤を使ってお弁当を涼しい状態にして、雑菌の繁殖を防ぐと安心です。

ここでは、液体で持って行くのが難しいめんつゆと、薬味の風味を楽しむための工夫をご紹介します。

めんつゆは市販の小分けタイプが便利ですが、ない場合には以下の2つの方法がおすすめです。

前日にめんつゆを入れて半冷凍しておくと、持って行くのが楽になります。食べる際は別の容器に移してつゆを注ぐと便利です。容器に深さがあれば麺とつゆを一緒に入れるのも良いでしょう。

スープジャーがあれば、冷やしためんつゆをそのまま持ち運べます。また、温かいお蕎麦が好きな場合は温かいめんつゆをスープジャーに入れることで、保温効果も活用できます。

薬味を添えるとお蕎麦の美味しさが引き立ちます。薬味の風味を損なわずに持ち運ぶためのポイントを見ていきましょう。

薬味はお互いの香りや味が混ざらないように、個別の容器に分けて持ち運びましょう。ネギやわさびは小さなジップロックなど小さな容器に入れると便利です。海苔は小袋に入れて、パリパリの食感を楽しめます。

大葉やミョウガなどの葉物は、洗ったあと水気をしっかり取り、ペーパータオルで包んでから容器に入れて鮮度を保ちましょう。また、大根おろしやとろろなど水分の多い薬味は密閉容器に入れることで、水分が他の食材に移るのを防ぎます。

お弁当でお蕎麦を楽しむには、麺が伸びないように茹で方や詰め方を工夫するのがポイントです。夏場などは気温が高く傷みやすいので、保冷剤や保冷バッグを使い、温度管理をしっかりして安全に楽しみましょう。