チャーハンをお弁当に入れるのは危険？リスクと安全に詰める方法

チャーハンは具材の組み合わせで様々な味を楽しめる便利な料理ですが、お弁当に詰める際にはいくつか注意が必要です。

・チャーハンをお弁当に入れるリスク
・細菌の増殖を安全に持ち運ぶためのポイント
・チャーハンを美味しく仕上げるコツ
をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください！

チャーハンをお弁当に入れるのはなぜ危険なのか？

チャーハンは炒めて調理するため傷みにくいと思われがちですが、以下の理由から注意が必要です。

セレウス菌は、土壌に多く含まれる細菌で、お米や野菜に付着していることが多いです。チャーハンだけでなくピラフやおにぎりにも繁殖しやすいので注意が必要です。

チャーハンに使用される肉や野菜などから出る水分が、料理全体の水分量を増やし、細菌が繁殖しやすくなります。水分の多い料理は特に、食中毒のリスクが高まるために気を付けましょう。

チャーハンをお弁当に入れる際には、以下の工夫で安全に持ち運べるようにしましょう。

チャーハンを作るときは具材にしっかり火を通し、水分を飛ばしますようにします。特に水分が多い葉物野菜などを使う場合は、水分をしっかりとばし、加熱を十分にやってみましょう。

すぐに食べられない場合には、レタス、イカ、エビなど水分が多い食材は避けた方が安心です。

調理の際には手をよく洗い、清潔な調理器具を使いましょう。お弁当に詰めるときは、素手を避けて菜箸や手袋を使い、菌がつかないよう工夫してお弁当箱を消毒しておくのも効果的です。

チャーハンは冷めてから詰めるのが大切です。熱いうちに詰めると蒸気で温度が上がり、細菌が繁殖しやすくなります。冷めてからお弁当に詰めましょう。

特に気温が高くなる夏場は、保冷剤や保冷バッグを利用して温度管理をしっかり行いましょう。セレウス菌は30℃前後で増殖しやすいため、保冷は大切です。

これらのポイントを守って、チャーハンを安全にお弁当に詰めてくださいね。

チャーハン作りは簡単ですが、ふんわりパラパラに仕上げるにはちょっとしたコツが必要です。お弁当に入れても美味しいパラパラチャーハンを楽しむために、ここでご紹介する7つのポイントを試してみてください。

冷めたご飯は固まりやすく、パラパラになりにくいため、温かいご飯を使うのが理想です。冷ご飯を使う場合は、電子レンジで温めてから使いましょう。冷凍ご飯はラップをせずに加熱すると水分が発生します。加熱後、軽くほぐしておくとさらに良いです。

卵を混ぜる際、白身と黄身分けるのがポイントです。最初に白身だけを加えて、しっかりご飯に絡むと、白身タンパク質がご飯をコーティングし、ふんわりとした食感が出ます。その後、黄身を加えてさらにコクを出しましょう。

フライパンは、煙が出るくらいまでしっかり加熱してから少量の油を入れましょう。これでご飯がこびりつきにくくなり、パラパラに仕上がりやすくなります。

ご飯に少量のマヨネーズを混ぜてから炒めると、マヨネーズの卵黄と油分がご飯をコーティングし、パラパラに仕上がります。また、マヨネーズの風味でコクも残り、昔ながらの味わいになります。

具材を入れる前に、まず先にご飯を炒めるのがポイントです。ご飯を切るように混ぜながら炒めることで徐々にパラパラになります。フライパンを振りすぎると温度が下がってしまうので、そこそこに混ぜて、ご飯が炒め終わったら、加熱済みの具材を加えて仕上げます。

玉ねぎやレタスなど水分が多い野菜は、少なくするとご飯がベチャつかずに仕上がります。野菜をみじん切りにすると火が通りやすくなり、短時間で調理できます。

醤油などの液体調味料は、ご飯に直接かけず、フライパンの縁から回し入れると水分を吸わずにパラパラに仕上がります。

チャーハンは加熱されているため見た目傷みにくそうですが、実は

・セレウス菌が繁殖しやすい
・道具からの水分で傷みやすくなる
という理由から、お弁当に入れる際には注意が必要です。特に気温が高い夏場は、保冷バッグや保冷剤を使い、安全に持ち運ぶようにしましょう。