【雛人形の台がない】家にあるもので安全に代用する完全ガイド
はじめに:雛人形を飾りたいけど「台」がない…そんなお悩みありませんか?
春の訪れを感じるこの季節、お雛さまを飾る準備を始める方も多いと思います。でも、「いざ飾ろうとしたら台が見つからない」「引っ越しのときに処分してしまったかも…」「収納スペースがなくて段飾りは難しい」といった理由で、お雛さまを出すのをためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
とくに小さなお子さんがいるご家庭や、マンションやアパートでの生活では、スペースや安全面の不安から、「ちゃんと飾りたいけど、どうしたらいいの?」という悩みも増えています。
この記事では、そんな方のために、家にあるもので安全に、そしてかわいらしく代用する方法を初心者にもやさしい表現でわかりやすくご紹介します。特別な材料や高価な道具は必要ありません。身近なアイテムや少しの工夫で、お子さんやご家族と一緒に雛祭りを楽しむ準備ができますよ。
雛人形は、お子さまの健やかな成長と幸せを願う大切な節句飾り。だからこそ、安全性と見た目、そして“気持ち”を大切にして、無理なく楽しく飾りたいですね。
この記事を読めば、次のようなポイントがわかります:
- 安全に飾るために確認したいチェックリスト
- 家にあるもので代用できるアイデア集
- おしゃれに見せるちょっとした工夫
- 小さなお子さんやペットがいるおうちでも安心な配置方法
- 段ボールや木箱を使った、初心者でもできるDIY台の作り方
などなど、初めての方でも安心して取り組める内容になっています。
「台がないから、今年は飾れないかも…」とあきらめる前に、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
雛人形に「台」は必須?なくても飾れる?
まず気になるのが「雛人形に台がないといけないの?」という疑問ですよね。
結論から言うと、答えは…「必須ではありません」。
もちろん、7段飾りや5段飾りといった正式な段飾りは美しく伝統的で、ひな祭りらしい雰囲気が味わえます。ですが、現代の暮らしでは収納や設置スペースの問題、家族構成、さらにはライフスタイルそのものが多様化しています。
そのため、**台を使わずに飾る“シンプルスタイル”**も増えているんです。
たとえば:
- リビングボードの上に飾る(少し高めの位置で安全)
- 棚の一角を使って、段差のない平置きスタイルに
- 布を敷いた床置きで、ワンステップの雛人形コーナーを作る
- サイドボードの上に親王飾りだけを並べてシンプルに
- 階段の一段を活用した「段代わりスタイル」など
こうした柔軟な飾り方でも、**「家族で季節の行事を楽しむ」**という本来の目的はしっかり果たせます。
実際に、住宅事情に合わせた小型のひな飾りや、ケース入りの雛人形、壁掛けの布製ひな飾りなども人気で、「台がなくてもいい」という考え方は今や一般的になりつつあります。
ただし、見た目を整えながらも安全性は必ず意識しましょう。
- 不安定な場所に置かない
- 子どもやペットが倒さないように対策する
- 滑り止めやクッション材でぐらつきを防ぐ
大切なのは「どこに」「どうやって」飾るか。
雛人形は飾り方の“型”よりも、“心”を込めることが何より大切です。形式にとらわれすぎず、暮らしに合わせた工夫で、ひな祭りを楽しんでくださいね。
安全に飾るために大切な3つのポイント
雛人形を代用品で飾る際には、見た目の美しさだけでなく、安全性にも十分に配慮することがとても大切です。特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、万が一の転倒や落下事故を防ぐために、以下の3つのポイントをしっかり確認してから飾りましょう。
- 安定性
- 使用する台や代用品が、しっかりと床に接しており、揺れたりぐらついたりしないか確認しましょう。柔らかい布の上に置く場合は、滑り止めやすべりにくい素材と組み合わせることで、より安定感が増します。
- とくに畳やカーペットの上では不安定になりやすいため、厚紙や板を下に敷いて平らな土台を作るのもおすすめです。
- 耐荷重
- 雛人形は意外と重みがあるため、使用する代用品がその重さに耐えられるかどうかを確認することが重要です。特に段ボールやトレーなどを使う場合は、2枚重ねにしたり、下に補強材を入れるとより安心です。
- 目安としては、飾る人形や台座の重さの合計+1kg程度を想定し、それに耐えられるかチェックすると良いでしょう。
- 水平性
- 台の表面がしっかり水平になっているかどうかも、安全性と見た目の両方に関わる大切なポイントです。わずかな傾きでも、人形が滑ったり倒れたりする原因になるため、目で見るだけでなくスマホアプリや水準器を使って確認しましょう。
- 左右の高さに差がある場合は、フェルトや紙を挟んで微調整をすることで、きれいに整います。
おすすめアイテム:
- 滑り止めマット(キッチン用や100円ショップのものでもOK)
- 水平器アプリ(スマホに無料でダウンロード可能)
- 両面テープ・クッションシール(揺れ防止・接地強化に)
飾る前のこのひと手間が、安心して雛祭りを楽しむための大きな一歩になります。
家にあるもので使える!おすすめ代用品
雛人形の台をわざわざ買わなくても、実はおうちにあるもので十分に代用できます。大切なのは「安定性・安全性・見た目」の3つのバランスです。ここではリスク別に、おすすめの代用品をご紹介します。
◎ 安全性の高いアイテム(初心者向け)
- 座布団・クッション:厚みがあり、柔らかくて安全。親王飾りや小さめの人形なら安定して飾ることができます。布の色や模様を変えると、和風の雰囲気も演出できます。
- ラグ・厚手のタオル:床や畳に直接置かずに済むので、ほこりや湿気から人形を守れます。下に滑り止めマットを敷けば、安定性もアップ。色を選べば背景効果にも。
- 折りたたまないバスマット:滑り止め付きのものなら、台代わりになるうえ、片付けも簡単。清潔感もあり扱いやすいです。
△ 中リスク(注意しながら使えばOK)
- 木箱・収納ボックス:見た目も木製の雰囲気が出て雛人形に合います。ただし表面に凹凸があったり、不安定な構造のものは補強が必要。滑り止めシートやクッション材を併用しましょう。
- トレー・まな板:キッチンにあるしっかりした厚みのあるトレーやまな板は、意外にも安定した台になります。ただしプラスチック製の軽いものは滑りやすいので注意。
- 段ボールの箱のふた:箱のふた部分は平らで軽く、飾り台として応急処置に便利。ただし耐荷重に不安があるので、必ず2重にしたり、下に補強材を入れてください。
× 高リスク(おすすめしない or 必ず補強を)
- 折りたたみ椅子・イスの上:一見安定しているように見えますが、揺れやすく、ちょっとした衝撃で倒れる可能性大。特に子どもが触れる可能性のある場所では絶対に避けたいです。
- 食器用ラックなど不安定な家具:細い脚やぐらつきのある棚は、見た目が良くても耐荷重や安定性に不安が残ります。滑り止めや補強が難しい場合は使用を控えましょう。
- キャスター付き家具の上:便利に見えますが、動く可能性があり非常に危険です。ストッパーをかけても、完全に動かないとは限らないため、避けるのが無難です。
選ぶ際は、必ず「揺らしてみる」「実際に重さをかけてみる」など、事前確認をしてから飾るようにしましょう。
DIYで雛人形用の台を手作りする方法
もし少しだけ時間と材料があるなら、段ボールや木箱で台を手作りするのもおすすめです。手作りの良いところは、サイズや高さを自由に調整できる点と、家にある材料でコストをかけずにアレンジできること。何より、家族で一緒に作ることで「ひな祭りの準備」自体が楽しい思い出になります。
段ボール台(軽くて安全! 初心者におすすめ)
【材料】
- 段ボール(できれば2重構造のものを数枚)
- ガムテープまたは布テープ(強度があるもの)
- 和紙・包装紙・フェルトなど(見た目を整えるため)
- カッター、定規、下敷き(作業用)
【作り方】
- 同じ大きさの段ボールを2〜4枚ほど重ねて、必要な高さに調整します。
- 中に空洞ができないように詰め物を入れたり、交互に貼り合わせたりして強度をアップ。
- 側面と上面をガムテープでしっかり固定。角が丸くならないよう、きっちり貼ると安定します。
- 上にフェルトや布、和紙などを貼れば、見た目にも高級感が出て、雛人形がより映える飾り台になります。
- 底に滑り止めシートを貼っておくと、床でズレにくくなり安心です。
ワンポイント:100均のフェルトや布、端切れなどを使えばコスパ良く、可愛く仕上がります。
木箱活用(丈夫で長持ち・飾りとしても美しい)
木箱はもともと安定感があるため、耐久性が求められる人形台として最適です。ワイン箱やフルーツ箱、小さな工具入れなど、家に眠っている木製ケースがあれば活用しましょう。
- 使用前に表面を軽くやすりがけすると、安全で見た目も整います。
- ビスやネジでの補強ができれば、耐荷重もさらに安心。
- 底面には耐震ゲルや滑り止めマットを貼って、倒れにくくします。
- 2段に重ねて段飾り風にしたい場合は、重ねた木箱の間に両面テープや耐震マットを挟んでズレ防止を。
- お好みで布やリメイクシートを貼れば、ナチュラルにもモダンにも雰囲気が変えられます。
木箱はそのまま収納ケースとしても使えるので、オフシーズンの片付けにも便利です。
手作りとはいえ、安全性と見た目をしっかり意識すれば、既製品に負けないくらい素敵な飾り台になります。時間がある週末やお子さんと一緒に工作感覚で楽しんでみてはいかがでしょうか?
子ども・ペット・地震への備えもしっかりと
雛人形を飾る際には、美しさだけでなく「安全性」への配慮も忘れてはいけません。特に小さなお子さんがいるご家庭や、ペットと一緒に暮らしている場合、思わぬ事故を防ぐために事前の対策がとても大切です。また、地震が起きたときに備えておくことも、安心してひな祭りを楽しむための大事な準備のひとつです。
- 子どもが触れない高さに配置する:手が届きにくい高さに設置することで、誤って人形を落としたり、小物を飲み込んでしまったりする危険を防げます。高さ30〜50cm以上の台や家具の上がおすすめですが、その際も必ず安定しているか確認しましょう。
- ペットが乗らないよう、周囲にクッションや柵を置く:猫がジャンプして乗らないように、設置場所は極力高い位置に。犬の場合は届かない高さか、周囲にクッションや家具を配置して「近づけない環境」を作ることが大切です。市販のペット用フェンスやクッション柵なども有効です。
- 地震対策グッズ(L字金具・滑り止めゲル・耐震マット)を活用する:軽量な人形や台でも、揺れで倒れたり落ちたりすることがあります。できれば家具や壁に固定するL字金具を使いましょう。難しい場合は、底面に耐震マットや滑り止めシートを貼って、ずれにくくする工夫を。人形自体にも滑り止めクッションを忍ばせると安心です。
万が一の落下に備えて、周囲に柔らかいもの(クッション・毛布・厚手ラグなど)を置いておくことで、落ちても衝撃をやわらげることができます。飾るだけでなく「守るための環境」づくりも、雛人形を大切に扱う心の表れですね。
見た目にもこだわる!おしゃれに飾る演出アイデア
雛人形の飾り付けは、安全性と実用性も大切ですが、「見た目の美しさ」も外せないポイントですよね。ちょっとした工夫を加えるだけで、空間が華やぎ、写真にも映える飾り方が完成します。以下に、おしゃれで手軽にできる演出アイデアをたっぷりご紹介します。
- 敷物を変えるだけで雰囲気UP! 和柄の風呂敷やテーブルクロスを下に敷くだけで、一気に和の空間に早変わり。色や柄を変えると、雰囲気を変えられるので、お気に入りの布を数枚用意しておくのも◎。さらに、フリンジや金の縁取りがある布を使うと高級感も出ます。
- 背景を工夫する:屏風がない場合でも心配いりません。和紙や障子紙を使ってパネルを作ったり、厚紙に千代紙を貼って即席の背景ボードにするのもおすすめです。ファブリックパネルやすだれを使うと、ナチュラルでおしゃれな印象に仕上がります。カーテンや壁紙の一部を飾りの背景に活用するのもあり。
- 小物を添えて季節感を演出:桃の花の造花や、つるし雛、折り紙で作った梅の花などを添えると、春らしさがぐっと引き立ちます。また、ちりめん細工のミニお雛様や、手作りのお守り風小物なども加えると、個性ある飾り付けになります。
- ライティングで演出:100円ショップで買えるミニLEDライトやキャンドルライトを後ろから当てると、陰影が出て立体感が増します。特に夕方や夜の時間に照らすと、とても幻想的な雰囲気になります。
- 写真映えを意識して配置する:SNSに投稿する方も多いこの時代、カメラ映えを意識して飾りの角度や高さを少し調整するだけでも、見た目が大きく変わります。真正面だけでなく、斜めから撮影しても美しく見えるように、配置バランスを整えておくと◎。
こうした演出の工夫は、決して高価な道具を使わずともできるものばかりです。自分らしいアレンジで、お雛さまをもっと楽しく、もっと華やかに飾ってみましょう♪
まとめ:雛人形は「気持ち」と「工夫」で大切に飾れる
雛人形を飾るということは、単なる季節のイベントではなく、お子さんの健やかな成長や幸せを願う“親の想い”をかたちにする大切な行事です。そのため、必ずしも豪華な段飾りが必要というわけではなく、どんな環境でも「気持ち」を込めて飾ることが何より大切です。
たとえ台がなかったとしても、家にあるものを活用して、工夫しながら安全性と見た目を両立させることは十分に可能です。むしろ、身の回りのもので飾ることで、より生活に馴染んだ、温かみのある雛祭りの空間が生まれます。お子さんと一緒に準備することで、手作りの喜びや行事の意味も自然と伝わっていくでしょう。
大切なのは「完璧に整えること」ではなく、「想いを込めること」。布やクッション、箱や段ボールなど、ありふれたものでも、少し手を加えれば立派な雛人形の台になります。そして、その飾り方は家庭によって十人十色。世界に一つだけのオリジナルなひな祭りを楽しんでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が、あなたのひな祭り準備のヒントになれば嬉しいです。あなたとご家族にとって、素敵な春のひとときとなりますように。

